パニック障害について
パニック障害はどんな病気?
突然、激しい不安に襲われ、胸がドキドキしたり、息が苦しくなったり、めまいがしたりする発作を「パニック発作」といいます。このような発作が繰り返し起こる病気です。日本では100人に2〜3人にみられ、決して珍しい病気ではありません。
動悸や息苦しさのため、心臓の病気(不整脈、狭心症)や呼吸器の病気(喘息、過換気症候群)などと思ってしまうことがあります。しかし、検査をしても異常が現れないのもこの病気の特徴の1つです。
パニック発作の症状
パニック発作時には次のような症状がみられます。
- めまい
- 死ぬのではないかと思うほどの恐怖感
- 息がつまる
- 見ぶるいや手足のふるえ
- 吐き気
- 心臓がドキドキする
パニック発作が何回も起こると、「また発作が起こるのではないか」、「外出先で発作が起きたらどうしよう」などという不安が強くなっていきます。そのために、以前発作が起きた場所や、電車の中など発作が起きたときに逃げられないところを避けるようになります。そのために日常生活がスムーズに送れなくなり、ゆううつな気持ちが続くこともあります。
パニック障害は治療によって治りますから、できるだけ早期に、そして適切な治療を続けることが大切です。
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